サラリーマン副業スタートマニュアル(キャリア戦略編)
本記事は副業サラリーマンになるために必要な一部を解説しています。
副業を始めるための全体像の把握はこちらの記事から
サラリーマンが副業をする上で考えなければならないのが今後のスキル・経験です。
副業でスキル・経験を自分のキャリアに活かすと自分の今後の可能性が広がります。
勿論、副業を始める動機が「お金だけが目的」「身体を動かす仕事をしたいから」といったもので、キャリアに結びつける必要はないと考えている人もいるでしょう。
ただ、副業をする人は動機がなんであれ今後必要だと考えて始めるわけですから、自分のキャリアに繋がることがより良いはずです。
自分のキャリアへ与える影響を考えると3種類の選択があります。
- 自分の本業キャリアを強化する副業
- 本業とは関係性が薄い新たなキャリアを作る副業
- 自分の強みだけを使った副業
そして、選択は副業で得られるスキル・経験によって方向付けられます。 副業でキャリアを考える時、2つの方向性で考えます。
副業でキャリアを広げる2つの方向性
- スキル・経験の幅を広くする
- スキル・経験をより深くする
より具体的に言うと、
- 新しい強みを見つけるために今までにない副業をする
- 自分の強みをより強くするために難易度が高い副業を経験する
と言うことです。
幅といっても類似性の高いものから低いものまでありますし、 深さも簡単なものであれば深くはなりません。
副業で踏み出す新しい幅
例えば、Webのデザインを本業にしている人が写真撮影をしたり、動画制作といった副業を始めた場合は仕事上関連性が高いですよね。つまり、本業も併せてキャリアを磨くことができる方向性です。
相乗効果が高く、プラスになり易い選択です。
次の例は、食品メーカーの営業の人が副業でシステム開発をするケースです。新しい選択肢を一から作ることとなります。よって、副業として安定して仕事をするまでにかなり時間がかかるでしょう。
相乗効果は低く、プラスになるまでに時間がかかる、あるいはプラスにならないといった結果もありうるでしょう。 ※趣味として十分なスキルを持っている人は除く
副業で更に深めるスキル・経験
先ほどの例を使って説明します。
Webデザイナーの例を取れば、副業として今までやってきたスキルで通用する仕事だけをした場合と、よりレベルの高い仕事へチャレンジして行く場合があります。
営業の人がライターとして自分が取り扱った経験のある食品の記事だけと書く場合と、過去取り扱いのない食品の記事を書く場合があります。
どちらも、前者はスキル・経験は深くならず、後者は深くなります。
サラリーマンの副業キャリア戦略まとめ
まとめると、副業によってキャリアに与える影響は3つです。
難易度や結果の出しやすさ順に並べると、以下のようになりました。
- 今までのスキル・経験の範囲で副業をする
- 本業キャリア強化をするために、相乗効果の高い副業を選び、経験がなくてもチャレンジする
- サブキャリア構築は、経験のない副業へチャレンジを始める
本業のキャリアを強化してもその仕事の価値が今後下がるならば新たな選択肢を探したほうがいいでしょうし、よほどキャリアとして強力なスキル・経験を持っていればその強みの中で副業をす流のもありです。
また、本業を軸にしたいのならば本業に相乗性のある幅を広げ、難易度の高い仕事に手を出すことです。
後で副業をキャリアも含めて選べばかった、なんて後悔しないよう副業とキャリアについてじっくり考えましょう。